箱根散策 畑宿から小涌谷へ

日曜日の朝、箱根登山鉄道で小田原から箱根湯本に到着。ここから各方面に向かうバスターミナルは、かなりの人出だ。今回は、ここから元箱根に向かうバスに乗り、畑宿まで向かう。乗車時間は、山の中を進むので少し長く感じたが、15分ほど。元箱根にゆく人たちは結構乗っていたが、ここ畑宿で降りる人は、私だけ。

降りて早速歩き始める。最初は車道だが、すぐに山道に入る。

さすが箱根のハイキングコースだけあって、よく整備されている。まずは鷹巣山(たかのすやま)を目指す。途中、小川の流れを見ながら登ることになる。気持ちが良い。40分ほど登っただろうか。飛龍の滝が現れる。近くで見るには、少し横道に入る必要があるが、それに値する美しい滝だ、上段と下段に分かれた滝だ。龍が飛んでいるというイメージを浮かばせるのはなかなか難しいが、昔の人は、そうイメージしたようだ。

畑宿から約1時間半ほどで、鷹巣山に到着する。名前は聞いたことがある気がしたので、それなりの山だろうと想像していたのだが、山頂には休憩用の机と椅子、そして大日如来と書いた小さな道標があるだけ。眺望は全くなし。ということで、休憩することもなく、そのまま下りへ。途中、少し眺望のひらける箇所もあるが、概ね林の中を進む。

かなり下ったところで、有名な千条(ちすじ)の滝に到着。名前の通り、いくすじもの細い水の流れが特徴的な滝だ。休憩できる机とベンチもあり、前を川が流れる森の中の空間は心地よい。日曜日にもかかわらず、人も少なく隠れ家スポットといえるのではないだろうか。そこから小涌谷の駅まではもう少し。今夜の夕食にするべく、小涌谷の駅近くにある台湾料理のカフェで持ち帰りのルーローハンを購入。待ち時間に2階の食事のできるスペースで待つことにしたが、お腹が空いていたら、間違いなくここで景色を見ながら食べたいところ。

4時間ほどかけたハイキングだったが、快適な山道で苦労なく歩ける。あとは眺望の楽しめるところがあれば言うことない。

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