天城越え

初夏の雰囲気のする4月某日に伊豆半島の最高峰 天城山に登ってみた。天城山といっても、その名前の山があるわけではなく、万三郎岳と万二郎岳といった山々を総称するらしい。

伊東駅からバスに乗り、天城縦走登山口まで約1時間。乗客はほとんど居らず、途中2人乗ってきただけ。通勤客のようだ。もちろん天城縦走登山口では私しか乗っておらず、バスはそこから折り返しのようだ。

バス停には、登山者及びゴルフ客のための大きな駐車場があり、トイレもある。しかし、清掃・整備はいまひとつな感じだ。

かなり大きなトイレの建屋。

バス停から、すぐに登山道が始まる。整備された道なので藪漕ぎするようなところはない。しかし、がれ場もあり、台風の影響か、木道や木階段が崩れているところがかなり多い。

標識もしっかりとしているので、慎重にみていれば迷うことはないが、道らしく見えるところが結構あるので、間違う人もいるだろう。

バス停が、既に標高1000メートルほどあるので、最高峰の万三郎岳が1400メートル超といっても、それほどきついわけではない。

まずは、四辻に到着。ここは万三郎岳へ直接いくか、万二郎岳を経由していくかの分かれ道だ。比較的緩やかな登りとなる万二郎岳経由を選ぶ。万二郎岳山頂には、1時間ほどだ。残念ながら眺望の開けた道ではないが、登りやすい道だ。

万二郎岳では、眺望が開ける。伊豆の山々と海の望むことができる。今回の登山でもっとも眺望のある地点だ。しかし、今回は、駐車場を除いて、ここまで誰にも会うことがない。山頂でも、まったく人と会うこともなく、のんびりと休憩し、万三郎岳へと向かう。

ここからは尾根伝いに歩くので、上がり下がりはあるが、快適だ。
万三郎岳の山頂は、残念ながら眺望は開けていないが、ベンチがあるので、食事には良い。今回はカップ麺を持参したのでお湯を作って食べてみた。残念ながら風が強くて沸騰するまで熱くならない!少しぬるめのカップ麺、かなりイマイチ。
ここからバス停まで下山路は、誰にも会うこともなく、割と単調だが、素敵な道が続く。
ゆっくり歩きすぎたせいで、最後の10分はバスの出発時刻に間に合わせるため、小走りに近くなってしまったが、乗車する前にトイレに行く余裕ができ、無事に伊東駅へ戻ることができた。公共交通機関を使うので、時間調整は必要だ。

コメントを残す

WordPress.com Blog.

ページ先頭へ ↑