富士山を望む冬の越前岳

運動がてら久しぶりに山を登ろうと、御殿場駅に向かった。目指すは、富士山を間近に眺めることだ。今回は、御殿場から愛鷹山方面にバスで向かい、十里木から越前岳往復だ。

しかし、御殿場駅で、もう富士山が綺麗に見える。御殿場駅前から商店街が伸びているのだが、その商店街の通りの向こうに富士山が見える。今日は、素晴らしい青空で雲ひとつない好天だ。

十里木へ向かうバスからも富士山が望める。特に自衛隊の訓練場の中を突っ切る形でバスは走るので、よく見える。やがてバスは、急な登り道に入る。十里木は終点だ。残ったのは私一人。

バス停から登山口までは、800メートルほど。ほどなく車で来た登山者や観光客のための駐車場が見えてくる。ここから少し登ったところに展望台があり、富士山を見るならここで十分といった景色に出会うことになる。あとからここに単独行の若い女性が来て自撮りを始めようとしたので、声をかけて写真を撮ってあげた。この女性を残し、先に登り始めたのだが、まもなく追い抜かれてしまう。久しぶりなので息があがってしまう。しかし、振り返ると富士山がくっきりとその姿を見せてくれる。急ぐ必要はまったくない。

しばらく登ると、残雪が増えてくる。途中で足が滑り始めるのがわかる。まさか雪がこんなに残っているとは!万一のために一昨日購入したアイゼンが役にたつとは思いもしなかったら、持ってきて良かった。

アイゼンを装着し登り始める。

次の休憩スポットは、馬の背見晴台だ。テーブルと椅子が設置されている。そして、富士山が見事に見える。ここで昼食にしても良い場所だが、まだ時間的には11時になっていないので、一休みして越前岳を目指す。

雪を被った南アルプス

この後は、あまり変化のない登りが続く。アイゼンなしでは登れなかったはず。なんと先に出会った女性はもう下ってくるではないか。彼女もしっかりアイゼンをしている。2本のポールも使っている。私は、今回、たいした山ではないと思い、ポールは1本。まあ、ポールに関しては1本でもよかったかも。

誰にも出会わない山行きになるかと思ったが、越前岳山頂では、最大10人程度にはなったようだ。

残念ながら山頂での眺望は、今一つで、途中の景色の方が良い。しかし、お腹も空いてきたので、頂上で昼食。頂上からは富士山は木々に邪魔されるが、反対側の駿河湾は見える。それほどくっきりではないが、富士山と海が両方見ることができる。

今日は、なんと雪を被った南アルプスも見える。雪がないと、南アルプスということがわからなかったと思うが。

山頂からは、愛鷹山への縦走路もあるが、想定より時間がかかったため、当初の計画通り、きた道を戻ることにする。午後になると若干雲もでてきたが、それはそれで風情がある。帰りは、思ったほど、滑りもせず、時間もかからず、道草をしながら十里木バス停到着。今日は、総合25000歩となり、例によって少し左足の膝が痛みを持ち出した。しかし、それほどでもなく家路に着くことができた。

馬の背展望台
登山口のトイレ

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