
素晴らしい晴天の今日、東京湾でフェリー乗船体験をしようと横須賀市の久里浜に向かった。その名の通り東京湾フェリーというフェリーが、久里浜港と千葉の富津市の金谷を結んでいる。フェリーなので、車を持ち込む人も多いが、平日なのでそれほどの人入りではない。席はガラ空きだ。乗り込んだフロアーにも座席はあるが、その上階には売店も併設された座席のあるフロアーがある。窓際のテーブル付きの席を確保。持参したコーヒーを、これまた持参したカップで海を眺めながら飲む。優雅な気分だ。



40分ほどの短い航海だが、残り15分ほどで船内探検をする。売店では、お土産品以外に、軽食や飲み物も販売している。さらに上のフロアーにいくと甲板に出る。テーブルがセットされていて、暖かくなればここで過ごすのもいいだろう。


金谷港に到着する。金谷港のターミナルは、小ぶりだが土産物屋とかなり広いレストランが併設されている。平日は、港付近の食堂は営業していないとネットで調べていたが、一見良さげな店が空いているはずだったが、今日は臨時休業とGoogleMapに出てきた、やむなく港のレストランに行き、メニューを見る。今回は、アジフライを食べにきたので、アジフライ定食を注文する。広いレストランエリアで、客は私一人。アジフライは、肉厚でとても美味しかった。

ここから鋸山のロープウェイ乗り場までは、歩いて20分ほど。まちなみには、リゾートホテルやカフェがあったが、果たして営業しているのか、という雰囲気だった、間違いなくカフェは営業していなかったが。


ロープウェイ乗り場に到着。なんと整備のため2月中旬まで営業停止の看板が!なんと!さてどうしようと思っていたら、駐車場にいた男性が、「止まってますよね。山道はご存知ですか?」と尋ねてきた。無論、山道は調べてこなかったので、知らない旨を答えると、親切なことに車から地図についたパンフレットを取り出し、渡してくれたのだ。少し説明を聞くと、今来た道をかなり戻ることになる。礼をいい、山道へ向かう。もともと運動のつもりで来たので、良いのだが、想定以上の山行きとなった。


鋸山の登山口に到着する。なんと階段だ。登れど登れど階段で、かなり足への負担だ。景観もない。ようやく階段が途切れたところが中間点で、観月台という名前の富士山が眺望できる場所に出る。昼なので月はないが、天気がいいので富士山が東京湾の向こうに聳えているのが見える。麓まで綺麗に見えるのは、海を隔てているからだ。これだけで来た甲斐があるというもの。ここまで誰にも会うことはなかったが、ここで休んでいると、後からやってきた2人組の女の子たちがやってきた。彼女たちは景観を楽しむことなく、先へと進んで行った。


ここからは山道だ。数人とすれ違ったが、人は少ない。鋸山は、江戸時代から石を切り出していた山で、昭和30年代まで切り出していたようだ。だから直線的に切り立った壁面が特徴的だ。よくこんなところまで切り出したものだと思う。山頂近くからは東京湾、そして富士山が見える。


山頂付近には、日本寺という寺があり、大仏や羅漢といった彫刻物がそこかしこにあり、観光客も多い。わりと近くまで車で来れるからだ。壁面に彫られた観音像、高さ31メートルある日本最大の大仏像などを見ることができる。ただし入館料700円取られるが。
ここから保田駅に向かう参道を通って降りていく。保田駅は港のある金谷駅の隣の駅なので、金谷港に向かって国道を歩く。途中のトンネルには、歩道のないところがあるので車に注意しながらあるくことになるので、ここで歩くのはおすすめしない。
なんと2万7千歩となり、距離に直すと16キロ。今日は少し歩きすぎた千葉の散策になった。

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